韓国ソウルの市内バスでのラジオは、日本ではあまり見かけない文化として旅行者の間でもたびたび話題になります。
初めて韓国のソウルでバスに乗った時に、ラジオが流れている事に驚いた記憶があります。あまりにもラフなバスの車内の雰囲気が、私には考えられない光景でした!!
ソウル市内バスではニュースや音楽、トロットなどが流れていることが珍しくなく、「韓国らしい」と感じる人がいる一方で、「音が大きくて落ち着かない」「公共交通機関では静かに過ごしたい」という声も少なくありません。
2026年にはソウル市議会に韓国ソウルの市内バスでラジオを禁止してほしいという請願が提出され、韓国国内でも大きな議論となりました。現在も韓国のバスラジオは禁止されていないのか、今後はどう変わるのか気になっている人も多いのではないでしょうか。
そこで当記事では、韓国のバスでのラジオを巡る最新の議論やソウル市の公式見解、賛成・反対双方の意見について詳しく紹介します。
- 韓国のバスラジオは禁止されているのか最新情報
- ソウル市が示した公式見解と今後の見通し
- 韓国のバスラジオに賛成・反対それぞれの意見
韓国ソウルのバスでラジオは現在も流れている?最新の結論
2026年7月時点では、韓国のバスでラジオは現在も流れており、一律に禁止されてはいません。ソウル市内バスでも運転手の判断でラジオを流すケースは続いています。ただし、乗客からの苦情が相次いだことを受け、ソウル市では車内環境の改善について議論が進められています。
韓国ソウルのバスでラジオは禁止されているのか
韓国のバスラジオは現時点では禁止されていません。

2026年5月、ソウル市議会には「市内バスで運転手がラジオを流すことを禁止してほしい」という請願が正式に提出されました。請願では、市内バスは公共交通機関であり、運転手個人の好みの放送を乗客が聞かされる状況は望ましくないと訴えています。
請願では、降車ベルが聞こえにくくなることや、大音量のラジオによる精神的負担、ラジオを止めてほしいと伝えた際のトラブルなども問題点として挙げられました。
しかし、請願が提出されたからといって直ちに禁止となったわけではありません。現在もソウルの市内バスではニュースや音楽、トロットなどさまざまなラジオ番組が流れており、運転手ごとに車内の雰囲気は異なります。
ソウル市が示した公式見解
ソウル市は「現時点で一律禁止は難しい」との見解を示しています。
現行法ではバス運転手のラジオ聴取を全面的に禁止する法的根拠はないからです。
- 現在はラジオの禁止には踏み切らない
- バス会社に対して適切な音量や不適切な放送を控えるよう行政指導を実施
- 運転手への教育も強化し、マナーや適切な運用による改善を目指す
韓国ソウルのバス内ラジオを巡る賛否
韓国・ソウルの市内バスでは、運転手がラジオを流す文化が長く続いています。しかし近年は、公共交通機関のあり方を巡り賛否が分かれています。
韓国ソウルのバス内でのラジオに反対する意見
近年は「静かに移動する権利」を重視する考え方も広がっています。
- 案内放送や降車ベルが聞こえにくい
- 政治・宗教・トロットなど好みを押し付けられるという声
- 公共交通では静かに移動する権利を尊重すべきという意見
海外では公共交通機関の騒音対策が進み、イギリス・ロンドンではスピーカーで音楽や動画を流す行為を控えるよう呼びかけるキャンペーンも行われています。
韓国でも、公共交通機関は誰もが快適に利用できる空間であるべきという考え方が徐々に広がり、静かな車内環境を求める声は以前より大きくなっています。
韓国ソウルのバス内でのラジオを支持する意見
特に運転手の労働環境や安全運転という観点から、一律禁止には慎重であるべきとの声が目立ちます。
- ラジオは眠気防止や集中力維持に役立つという考え
- ラジオは運転手の長時間労働を支える存在
- 一部の事例だけで全面禁止するのは行き過ぎという声
2026年7月に実施された2,644人を対象としたアンケートでは、「ラジオを流すのをやめる必要はない」が64.4%と最も多く、「制限が必要」は15.8%、「別の方法で解決すべき」は12.9%、「よくわからない」が7.0%でした。

私の個人的な考えですが、バス車内でラジオを流すことに半数以上が否定的ではないという結果に驚きました。
幼い頃から公共交通機関では静かにしなければならないという考えを刷り込まれて育ったからです。
いざ韓国のバスに乗ってラジオが流れていると、「あ~、韓国に来たなぁ~🚌」と、旅行の楽しさを味わっています😊
韓国のバスラジオの歴史と文化的背景

韓国のバスラジオには半世紀以上の歴史があります。
| 年・時期 | 出来事・状況 |
|---|---|
| 1928年 | 京城府営バスが運行開始。ソウル市内バスの始まりとされる。 |
| 2001年ごろ | ソウルのバスにオーディオ機器が整備され、曲紹介をしつつ音楽やラジオを流す運転手が現れるという証言あり。 |
| 2000年代〜 | すでにバス内でのラジオは一般的な慣習になっていた。 「うるさい」と感じる乗客も徐々に増える。 |
| 2008年 | ソウル市が2月「ラジオ禁止」を打ち出したものの、全面的な法的禁止には至らず、3月事実上撤回 *「ラジオそのものの全面禁止は行き過ぎ」と批判が出る。 |
| 2026年7月 | 市民が「運転手のラジオ聴取を全面禁止する条例」を求める民願を提出し、「ラジオ騒音論争」として大きく報道される。 ⇩ ソウル市は「現行法令上、ラジオ聴取そのものを一律禁止する規定はなく、全面禁止は難しい」としている。 |
🚌2008年にはすでに「ラジオの音がうるさい」という苦情が出ていて、現在と似た議論が18年前から続いていました。
時代の変化で、現在ではイヤホン文化や動画視聴が主流になる中、車内ラジオ文化は相対的に弱まっている様です。
私個人の今後の考察
現時点では条例による全面禁止の可能性は高くありません。ただし、市民の意見が増えればバス会社への行政指導や自主ルールの強化が進む可能性はあるでしょう。
まとめ
当記事では、韓国のバスラジオを巡る最新の議論について紹介しました。
韓国のバスラジオは2026年7月時点では禁止されておらず、ソウル市も一律禁止ではなく行政指導による改善を進めています。
一方で、乗客からは静かな車内環境を求める声があり、運転手側からは眠気防止や安全運転のために必要という意見もあります。
世論調査でも賛否は大きく分かれており、この問題は単純な騒音問題ではなく、公共サービスのあり方や労働環境を考えるテーマにもなっています。
今後のソウル市の対応や韓国社会の議論にも注目していきたいですね。


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